令和2年度外務大臣表彰　キーン昭子氏（全米州議会協会名誉理事）

　2020年12月1日、外務省は、令和2年度外務大臣表彰を発表し、この中でキーン昭子氏（全米州議会協会名誉理事）が受賞することが公表されました。今回、同氏は日本とアメリカ合衆国との相互理解促進の功績が認められ、外務大臣表彰を受賞することとなりました。

　キーン氏は、全米桜祭り期間中に実施されるプリンセス・プログラムに40年にわたり従事し、日米親善に長年貢献してきました。同プログラムは、各州を代表する桜プリンセスがワシントンDCに集い文化交流やリーダーとの意見交換により視野を広げ、将来の女性リーダーを育成することを目的とした事業であり、毎年選ばれた一名が日米親善のため訪日します。同氏は全米州議会協会唯一の日本人として、協会と日本をつなぐ上で大きな役割を果たしてきました。また、日本人形作りの講師を長年務め、米国における日本文化普及に寄与してきました。

　外務大臣表彰は、多くの方々が国際関係の様々な分野で活躍し、我が国と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人及び団体について、その功績を称えるとともに、その活動に対する一層の理解と支持を国民各層にお願いすることを目的としています。