令和3年秋の外国人叙勲　デイビッド・A・グロス

　2021年11月3日 （日本時間），日本政府は，令和3年秋の外国人叙勲受章者を発表し，この中でデイビッド・A・グロス元国務省国際情報通信政策担当大使が叙勲されることが公表されました。同氏は，情報通信分野における日米間の協力関係の促進に寄与した功績が認められ，本年，旭日中綬章を受賞することとなりました。

　グロス氏は，通算約7年にわたる国務省大使としての勤務を含む長年の職務を通じ，二国間での情報通信技術分野の政策協調に関する協議に携わるとともに，日米間の連携強化に大いに貢献しました。また，2003年及び2005年の国連世界情報社会サミット（WSIS）において，自由でオープンなインターネットという日米が共有する価値を堅持するなど，一貫して，日米両国民のみならず，国際社会にも利益をもたらす政策の推進に貢献しました。グロス氏は，現在，ワシントンDCにあるワイリーレイン法律事務所のパートナーを務めています。

　グロス氏の旭日中綬章の受賞は，情報通信分野における国際協調がますます重要となっている中にあって，日米間の連携の重要性を再認識するまたとない機会です。ここに，同氏との長年にわたる友情に対し，深い感謝の意を表するとともに，受賞を心よりお祝い申し上げます。