外国式氏名表記について

令和5年11月17日

パスポートの外国式の氏名表記について

パスポート上の氏名は、原則として戸籍上の氏名をヘボン式ローマ字で表記したものになります。
 

スミス、花子さんの場合 姓:SUMISU
名:HANAKO 
スミス、マイケル太郎さんの場合 姓:SUMISU
名:MAIKERUTARO

ただし、外国人と婚姻した場合や重国籍の場合等において、必要と認められるときは、外国式の綴りを以下の方法でパスポート上に表記することが可能です。下記の例をご覧ください。

1. 非ヘボン式氏名表記 (外国式氏名が戸籍に記載されている場合)

国際結婚により戸籍上の姓が外国式の姓となっている、もしくは重国籍で戸籍上の氏名が外国式の氏名となっている場合、戸籍上の氏名をヘボン式ではなく、外国式の綴り(非ヘボン式)で表記することが可能です。
国際結婚により、戸籍上の姓をスミスにした「スミス 花子」さんの場合 姓:SMITH
名:HANAKO
二重国籍者で、戸籍上に外国の氏名が記載されている
「スミス マイケル太郎」さんの場合
姓:SMITH
名:MICHAEL TARO
 

2. 別名併記 (戸籍に記載されていない外国式の氏名を使用している場合)

国際結婚、重国籍等の理由で、戸籍に記載されていない外国氏名を、渡航上の便宜のためパスポートに記載することを希望する場合、戸籍上の氏名の後にカッコ書きで併記することが可能です。
別名併記制度をご利用の方は必ず下記リンクをご一読ください。

 パスポートの別名併記制度について:
(日本語)https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/pss/page3_002789.html
(English)https://www.mofa.go.jp/ca/pss/page3e_001033.html
 
ジョンソンさんと婚姻したが、
戸籍上の姓を変更していない鈴木桃子さんの場合
姓:SUZUKI(JOHNSON)
名:MOMOKO
二重国籍で、米国パスポートにはアンドリュー・ジョンソンと記載されているが、日本の戸籍には日本の氏名が記載されている鈴木健司さんの場合 姓:SUZUKI(JOHNSON)
名:KENJI(ANDREW)
二重国籍で、戸籍には日本の名が記載されているが、米国パスポートには日本の名プラス外国のミドルネーム(アシュリー)が表示されている鈴木純子さんの場合 姓:SUZUKI
名:JUNKO(JUNKO ASHLEY)

3. 非ヘボン式表記&別名併記 (上記の二つの表記方法を併用することも可能です)

米国パスポートは米国人父の姓をとってウィリアムス、パトリシアで、
日本の戸籍は母の姓の佐藤となっている佐藤パトリシアさんの場合
姓:SATO(WILLIAMS)
名:PATRICIA

呈示資料について

新規発給に必要な書類に加え、以下に該当する場合は、パスポート発給申請の際に追加資料の呈示が求められます。

1. 外国式氏名の表記または併記を新たに希望する場合: 
  • 米国出生証明書、婚姻証明書、グリーンカード等を呈示してください。
  • 婚姻により、配偶者の氏名を別名併記として記載を希望する場合は、婚姻の事実が載った戸籍謄本の提出が必要です。
 
2. 申請者が18歳未満の場合: 
  • 親権者の写真付き身分証明書を呈示してください(可能な限り母親と父親の両方。申請の際に持参できない場合はコピーでも可)
  • 字を書くことのできる学齢期(6歳以上)の方がパスポート申請する場合は、申請書[表面]の「所持人自署」欄に必ず申請者自身が署名してください。
  • 申請書[裏面]の法定代理人署名欄に、親権者が必ず署名してください。
  • 親権者が遠隔地に在住しているため申請書に署名することができない場合には、親権者の署名のある同意書を提出してください。

3. 18歳以上で引受人(代理人)を通じて申請書を提出される場合: 
  • 申請書裏面下の「申請書類等提出委任申出書」欄に、申請者及び引受人(代理人)による署名が必要となるため、予め申請書を入手してください。
  • 引受人(代理人)のパスポート及び米国運転免許証等の現住所を確認できる文書の提示が必要となります。
  • 引受人(代理人)には、親族またはその他の申請者が指定した方がなることができます。